揺らがない、背中 | 「ストレージが、いっぱいです」

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〜帰ってきた、十日の菊六日のあたし〜

※ 8月31日に更新したものを、

   9月6日、一部書き直しました。


  ※  ※  ※  ※  ※  ※


こんにちはにゅ。


昨夜、
前記事を更新したあと、
ほかの方のブログを、読みました。

みなさん、
それぞれの思いが溢れていて、
切なくなってしまいました。


毎度のことだけど、
自分の筆力のなさも、痛感。

演目が、旧ロミジュリだっただけに、
そのシーズンを綴られている方々、
ニース以来の思いを重ね合わせる方々、
たくさん、いらっしゃいました。

悔しい。

あたしには、その記憶がないから。
みなさんが持っている思いが、
まぶしすぎて、圧倒的すぎる。

あたしのこの思いなんて、
浅いものなんだと、
ちっぽけなものなんだと、
劣等感を、感じるほど。

そんな、
どす黒い思いを抱えて、
昨夜は、寝ました。

雨の音で、朝五時半に、
目が覚めてしまい。
まだ、
旦那も子どもも、起きていないので、
昨日の録画を、リピート。

起き抜けの素(す)の状態、
好きです。

まだ頭はまわってないけど、
だからこそ、
自分の本能で、
感じ取れる気がします。

今朝、
感じ取ったのは、
背中。

被災地訪問の場面。
公園で、声をかけられた後の、背中。
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中学校で、子ども達に会う前の、背中。
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別れ際、ずっと手を振る、背中。
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同じ背中。
だけど、
違う背中。

表情は見えないけれど、
見えなくたって、伝わって来たよ。

そして、
胸の内に、
ふうわりと降りてきた思い。

この背中を、
追いかけていこう。

追いかけていくんだ。

追いつくことは、到底できない。
時間を巻き戻すことも、できない。
でも、
ゆづさんを知る前に戻ることも、できない。

できないことを嘆いていては、
もっと、距離が離れてしまう。


だから、あたしも、
背筋を伸ばしていなくちゃね。

3Aを跳びなおしてからのゆづさんを見ていて、
こみ上げてきた涙が、
抱えてたどす黒いものを、
流し去ってくれました。

劣等感でいっぱいになっていた夜には、
まぶしいだけだったみなさんの思いに、
今は、
そうっと手を添えたい気持ちです。

ありがとう。

もしも、また、
自分の力のなさを感じたときには、
そんなときは、
この背中を思い出すからね。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

この右ひじのアザ、
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TOIのときにも、あったよね。
(ひょっとしたら、転倒するとき、
毎回打ち付ける部位かもしれない(T_T))

TOIで、
ゆづさんが、話してくれた、
放置されたままの洗濯機、
基礎だけ残った家、
VTRの中に、写りこんでました。

この訪問は、TOIの前。

「花は咲く」の撮影も、TOIの前。

TOIでのゆづさんが、
ホントに、はち切れていたのは、
こうした経験を経たからでも、
あったんだね。
もう、吹っ切れてるんだね。

被災地代表であることを受け入れて、
象徴になることさえ厭わずに、
これから進んでいくんだと、
あなたが決めたことだから。

「ひとりで背負わないで」
「もう充分なんだから」
そう思ってしまうのは、
あたしの尺度の、勝手な押し付け。

あなたが背負っているもの丸ごとを、
精一杯、追いかけるからね。

では。