ご質問にお答えします。


『聞く』も『聴く』も、かなり象形文字的な色合いの濃い『会意文字』なのですが、『聞く』が『聞こえる』の意味であるのに対して、『聴く』は『心を込めて聴く』の謂いとなります。



『聞く』が、門構えなのは、『玄関から聞こえる』、『ご免ください』とか『こんにちは~』などの訪いが聞こえるという意味だからです。


一方、『聴く』の旁(つくり)が『徳』と同じなのは、『正しい心で身を入れて聴く』という意味の漢字だからです。



仄聞(ほのかに聞こえてくる:そくぶん)・見聞(みききする)・外聞(他人へのきこえかた)などの熟語、或いは傾聴(身を入れて聴く)・拝聴(耳をそばだててきく)・静聴(音を立てずに聴く)などの熟語からも、それぞれの意味合いは明らかかと思います。



また嘗ては、『聴』の字に『王』が入っており、『聽政(王が家臣や市民の意見を聴いて正しい政治を行なうこと)』などという熟語も使われたくらいです。


今の「聞くだけ宰相」とは、雲泥の差がありますね😆💦アチャー



授業が聞こえても、『理解』しなければ意味はありません。そして『理解』するためには、『正しい心で身を入れて聴く』ことが大切なのです😊♪