人の目は、横に並んでいますが、横の動きには弱いのです。


縦に読むとき、人は眼球だけを動かして読むことが可能ですが、横は訓練が必要です。


……日本人だけかも知れないのですけれど😑💦



両目で3センチ程の差が出来るため、その差を利用して奥行きを知ることができる。


立体的に見えるからですね。そもそもそういう役割を担っています。



お兄ちゃんの問題用紙には、右側の余白に「右に50度程の傾斜をもって」筆算が縦に並んでいました。


右利きの人がこの角度で筆算するのは困難かつ不自然ですから、私は彼を「左利き」だと見立てた訳です。


彼は「問題をまたいで」、左手で右側に筆算を繰り返したのです。


筆算している間、「設問は自分の左腕の下」にあります。


これでは、単純な写し間違いにも、気付くことは困難です。



また、彼の解答用紙には、「自分の肘の跡(放射状のシワ)」がありました。


つまり、彼は「問題をまたいで」右側に筆算を行ない、また「問題をまたいで」左側に置いた答案用紙に答えを書き取って居たことになります。


それは、「利き目ではない右目で筆算」して、「左目で答えを書く」ことでもあった訳です。


これでは、そもそも「横の動きに弱い」人の目が、錯覚を起こさない方が不自然です😑💦



『それから、次のテストでは、解答用紙は問題用紙の下に敷いてごらん。答えを写すときは、問題用紙をめくって、写し間違いが無いか、確認しながら写すのだ。』


これは、銀行員が印影を確認する際に使う方法です。残像を利用しています。



かくして、彼は「計算ミス」から解放されたのでした。


余談ながら(さっき思い出しましたが)、彼は私を『神』と呼んでくれた、3人目の人物でした✋😆💦