≪群雄割拠と下克上≫の先には、
≪天下統一≫が待っています。
中学受験界をSAPIXが平定する頃には、指導会もTAPもENAも姿を消し始めました。
SAPIXの独走と、万年2位の日能研と、広告の怪しい早稲田アカデミー以外の塾は、四谷大塚も含めて、すっかり影を潜めてしまいます。
高校受験界では、千葉で市進が、埼玉で栄光ゼミナールが覇権を握りました。
同様に、東大セミナーや山田義塾は「ジリ貧」になっていきます。
一種の『寡占状態』が起こるのです。
『天下統一』が為された後に何が起こるのか?
歴史では本能寺(外圧)があり、朝鮮出兵(自滅)が起きましたね。
塾も同様です。
日能研は四谷大塚を急追・圧迫して、中学受験界に台頭し始めた頃、創業者が亡くなり経営の世代交代が起こりました。
手柄を焦った二代目が『ケチをつける』のは、よくある自滅のパターン(武田家😑💦)ですね。
昔から、「3代目が家を潰す」と言われますから、これからが正念場かも知れません。
SAPIXは、「世代交代しない」という選択をしましたね。役員諸氏は「新執行部」を指名せずに、「身売り」を選んだ(徳川家💦)のです。
創業者利益を確定したともいえます。
これは外圧の1つかと考えています。
代ゼミに買収されて以降は、「拠点方式」をあっさり棄てて、アチコチに教室展開をし始めました。
SAPIX史上、小さな教室の濫立は初めての状況ですから、トップを独走しながらも、毎年「綱渡り」的な経営が行なわれていることは想像に難くありません。
毎年が正念場ということですね😑💦
実際、SAPIXがTAPから派生したように、SAPIXは、幾つかの塾に分派しましたね。
織田信長同様、何かの拍子に高転びに転ぶ危険を常に内包しているということです。
しかし、分派した塾の経営陣には、既にそれほど古くからの講師が参加している訳ではなさそう(小学部)ですから、「全く別の塾が出来た」と考えた方が良いのかも知れません。
SAPIX創業者の霜山さんには、学習指導に対する矜持のようなものがあって、毎日新たに作成する算数の授業プリントには、問題のえらびかた並び順に大変な工夫が施されていました。
クラス毎に毎日違うプリントを用意して、それを見た普段関わる算数担当者が『唸る』ということは、『教室ごとの子ども達の成長度合いと現時点での課題が具体的な言葉(項目)で頭に入っている』としか思えませんでした。
……凄い人です。私も随分勉強させて頂きました
✋😆♪……続きます💦