みなさん、こんにちは👋😊♪


『不安合併症』を乗り越えたら、是非計算の工夫について理解させていきましょう♪


何事も『一歩ずつ』のお子さんですから、2つ同時に進めるのは厳禁です。


※必ず、市販のドリルを終えてから取り組んでください。


その代わりに、自信さえ取り戻せば、『勝手に伸びるお子さん』でもあるので、親が欲張るのは絶対にイケません😑💦



『計算の工夫』とは、端的に言うと『 結合と分配』ということになります。


≪結合法則≫


12×37+37×38  を考えます。


これは「37に12と38をそれぞれかけてから足す」という計算です。


これを『どうせ足すなら先に足してからまとめてかけても答えは同じだ!』と理解することが大切なのです。


12+38=50ですから、この問題は37×50=1850


これなら、37×5の暗算だけで答えがでますね😆♪


≪分配法則≫


次は、55×38  を考えてみましょう。


この計算は、幾つかの『工夫の余地』があります。


真っ直ぐに筆算しても、然程難しくはないのですが、『筆算』には誤りがつきもの。


どうせ筆算するなら、38×55  の順で書けば、筆算の上の段(1の位)と下の段(10の位)の両方に190が並ぶので、かけ算でのミスは防ぐことができます。


最後には、1900+190=2090  となります。


しかし、これでは余り『得した感じ』はしませんねぇ……😑💦


そこで、発想を変えて『38は40より2小さい』と考えると……


55×38  は、55×40-55×2  と同じですから、


2200-110=2090  これなら最後以外暗算です♪



≪結合法則≫12×37+37×38=(12+38)×37


≪分配法則≫55×38=55×(40-2)


この『結合と分配』が自由に使えるようになると、だいぶ計算が楽になります。



例えば、円周を求める計算で  6×3.14  が出てきたとき、中学受験の算数では『3.14の九九』として、答えの18.84は覚えて貰っています。


それが、直径が『九九』を超えて16cmなどとなると、……大概の子は筆算を始めてしまいます😊💦


しかし、『工夫の上級者』なら、31.4+18.84=50.24  で終わりです。



こういった時間の節約が、制限時間のある入試という切所でモノを言うのですね😊♪



検算の容易な小さな整数から始めて、少しずつ工夫の必要性が分かる大きさ(小数も)まで増やしていくのが良いと思います。



こんなときは、親御さんの出番です。


問題を作って練習させてあげてください。


そのうち『もっとやりたい!』って言ってくれること請け合いです✌️😆♪