塾屋にとって、春は圧倒的に『別れの季節』です。テーマに選んだセンテンスは、城山三郎さんの著書からの拝借ですが、卒業していった生徒に、社会人となって巣立っていった講師諸君に、……ふと気付いては暫し呆然としてしまう毎日を送ることになります。毎年身を切るような思いで大切なみんなを見送った後、入れ替わりに大勢の新入生達を迎える塾屋の春は、毎日毎日が自身を鼓舞しなければ乗りきれない苦闘の日々なのです。

ですから、「塾の企業化」にはそもそも無理があります。私は塾屋を天職だと公言する程でしたから、春の各種経営数値が悪かったことは有りません。私が教室責任者をしていたときは、冬期講習会が終わった辺りで春の見通しは出来ていましたし、挽回する手法や手練手管には自信を持っていました。もちろん受け入れる新入生達はみんな無理や無駄はなしに、お子さんにとって通塾に価値があり、ご家庭にとって教育費を掛ける価値のある新入生ばかりでです。

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ところが、塾屋がみんな天職を選んでいるわけではありませんから、教室によっては春の数値で苦労する訳です。その上、その上司連中ときたら、バブル期に塾屋をしていた「時期が良かった」だけの無策な大人ばかりなのですから、叱るとか脅かすとかの「感情」や「パワハラ」が跳梁、大手を振って跋扈することになります。

上司ならば、解決策を提示して、自分でやって見せて、次にやらせた上で褒めてやらねばならないはすです。そんなことはとうの昔に『知識人ならば理解していなければならない常識』であったはずです。それも「教育」を標榜する企業であれば尚更のことだと思います。

私が塾と袂を分かった理由はそこです。だって、上司のパワハラに堪えられずに去っていく者、病んでいく者、彼等の中にはその塾の「卒業生達」が大勢いるのです。私からすれば、「教え子達」みたいなもんです。これって悲劇以外の何物でもありません。最早、そんな塾は自分の脚を食べ始めた巨大な蛸みたいなもんです。

さて、murai1122予測です。近いうちに大手の幾つかが経営破綻します。そして、その後にまた『個人塾』の中から頭角を顕すところが出てきます。そして雨後の筍のように個人塾乱立時代が到来します。当然、大手個別指導塾も凋落していきます。……起業するなら今のうちです😑💦