みなさん今晩は👋😃。寒い日が続いてますね。件のコロナウイルスの問題も深刻さを増しており、小さなお子さんをお持ちの親御さんのご苦労は想像に余りあります。ご心痛お察しします😓💦。では、始めましょう。
前回の内容を踏まえて、今回は『読み・書き・ソロバン』の『読み・書き』についてお話ししたいと思います。お子さん方は、普段どんなものを読んでいますか?小学生低学年のうちは、宿題に『音読』が出ている学校が多いようですね。このことは、『学力崩壊の深刻さ』を如実に物語っています。今や中学受験組と高校受験組との学力差が、首都圏においては深刻の度合いを増しています。特に高校受験組は過半数が大学に進学出来ない。ひとつの中学校内でも学力の二極化は顕著です。また高校においては、公立下位校における中途退学者が、毎年数千人単位で発生しているというのが実情です。そのような青年諸君は、やりたいことが見つからずに、パート労働者(フリーター)として小遣い稼ぎをします。日本のデフレ産業(100均や牛丼チェーンなど)の根底を担う『安い労働力』となっているのです。ここ数年は、大学卒業者の正規雇用率が改善傾向ですが、これは大学に進学出来た者のみに対する恩恵に過ぎません。『学校の勉強さえしっかりやっておけば』という考え方は、現代の日本、特に首都圏においては通用しません。貧富の格差社会、ワーキングプアの問題など、親の世代は経験しなかった残酷な時代をお子さん方は生きなければならないのです。昔も今も親の忙しさに違いは有りません。にもかかわらず、なぜ音読が宿題になるのか。それは、読めない子がものすごく多いからですよね?小学校では、一部の生徒のための宿題を出すことは有りません。みんな横並びです。「ウチの子は、スラスラ読める」なんて思っていてはいけません。本日の主題です。『読む』ということは『解る』ということなのです。いくら文字が「読めて」いても、「文章の内容や筆者の伝えたいことが解らない」のでは、『読める』とは言いません。斯くして、人の気持ちが解らない子が量産されてゆくのです。ここで問題になるのが、『低学年の教科書は平仮名だらけ』であるということ。どの子も平仮名は読めます。得意で無い子も平仮名はそのうち読めるようになります。しかし、いくら平仮名が読めても、内容を理解していなければ、読んだことにはなりません。読書は乱読が基本です。様々な素材に触れ、多様な言い回しを習得し、語彙を増やすことが大切なのです。ですから、「家に事典や辞書が無い」とか、「同じシリーズばかり読んでいる」などは、『読んでる』うちには入らないのです。
まとめます。①学校の宿題に「音読」がある場合、我が子の『読解力』に疑問を持ちましょう。聴いてあげながら情景を思い浮かべて、登場人物の心情をどう理解しているか訊いてみれば良いのです。②家に事典を置きましょう。知らないことや物が出てきたら、事典で調べてみる習慣を付けさせましょう。③家の手伝いをさせましょう。世の中の仕組みを知る良い機会になります。お使いから服の畳み方まで、知って悪いことは何も有りません。ご褒美なんか不要です。自分のことを自分でしているだけなのですから。