他クリニック耳介軟骨移植術後、修整治療(真皮移植) | 銀座4丁目の美容外科皮膚科クリニック。鼻、目の下、輪郭の若返りの匠。。

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美容外科医として20年目の節目となりました。美容医療のスペシャリストとして、情報配信していきたいと思います。


お盆も過ぎて、残暑厳しい季節になりました。地域局所的な豪雨報道など見ると、地球の温暖化などの影響か数十年、数百年の地層を誇る山々の崩壊もあるのか、はたまた、地球の寿命かと、、マクロな世界観を何故か、自分の体の老いと比較して観てしまいます。自分頑張れ!地球頑張れ!日本列島頑張れ!で、
自分含め一人一人の奮闘が日本、世界を良くすると信じてやっていくという結論に至るわけでして、、、皆様もお体ご自愛くださいませね!!


本日の症例は「鼻」。以前にお受けになった鼻先の移植耳介軟骨(いわゆるグラフト)がご自身の鼻の皮膚に主張してきて、異物感を呈する、違和感を感じる、、というもの。

私の手術のカウンセリングを伺われた方はご存じかも知れませんが、私は何事にも腹8分目。。100点満点を望む治療よりは80点以上であれば良しとせよの持論があり、もちろんその方のご要望に沿っていることは何より、結果不満足はあともう少しこうだったら、、とは思われても、特段の不満足ではないというものを求めています。なにが言いたいのかと言えば、不自然も8割がたなら自然だし、二重幅や鼻の高さなどやり過ぎ、ご要望通りは意外と不満足になりやすいということ。経験則です。


鼻の耳介軟骨移植の一つのコツは、「主張しすぎない存在であること」なのです。

詳しくは実際にカウンセリングにお越し、その意味を確かめてください。



本日のお客様はご自身の違和感を解消するために主張しすぎるグラフトを除去して、それを軟部組織で置き換えたということです。もちろん鼻先なので、自家組織を使うのは当然として、形は気持ち整えるのですが、細くすることと左に傾いたグラフトの修整ということになります。

グラフト除去のみでは皮膚の委縮と共に、硬縮して短鼻変形いわゆるアップノーズになり過ぎるリスクを考え、新しいグラフト移植は大前提です。


では、画像見ながら、説明いたします。




治療前。鼻先に異物感があり、硬く触れます。下から見るとこのように少し左への中心軸が偏移して見えます。いわゆるオンレイという移植だけ行ったり、無理に高さを求めすぎると偏移が起こりやすいといえます、、が、今回は原因を探るよりは治療方法を解説です。





治療後1週間。治療内容を簡潔に、、十分な剥離と共に移植されたグラフトの確認ののち、不要部位(つまり必要十分な除去量)把握して、オンレイ部位のグラフトを除去しています。両側内側脚間のストラット部分は少し補強(グラフト少しを再利用)を施し、鼻尖鼻柱に至る皮膚直下に軟部組織である真皮を移植して、閉創しています。

1週間では少し腫れが残っていて、鼻先が十分に細くなっていませんね。個人差のある腫れ感です。




治療前。斜めから見ると形の不自然さは他人から分かられないほどです。




治療後1週間。斜めからだと変化としては少し鼻先が伸びたくらいでしょうか。細さはもう少し腫れがひくと表れてきます。




治療前。正面像。今回の主訴は異物感、違和感ですので、形は、、なのですが、鼻先を少し細くして整えるということをしています。





治療後1週間。綺麗な鼻先なのですが、腫れ感がありますね。

ここは時間経過でもう少し改善してきます。


まずは鼻先の硬さがよくなりました。後はもう少し時間をおいて形が整ってまいります。


お悩みが解消されて、私も嬉しく思います。