今日は、事務局長を務める競争政策調査会で、デジタル広告について、Facebook・Yahoo Japan からヒアリング。先日のグーグルからのヒアリングに続き、デジタル広告の質やプライバシー保護について、意見交換が行われました。

 デジタル広告市場では、広告の質の問題として、①アドフラウド(例:広告が掲示されているサイトが機械に操作されており、実は誰にも見られていない)、②ビューアビリティ(例:広告が掲示された場所が、サイトの下の方で、視認性が低い)、③ブランドセーフティ(例:アダルトサイトなど広告主のブランドを傷つけるサイトなどに広告が掲載)などの課題が指摘をされています。

 また、パーソナルデータの取り扱いに対する懸念の声が、消費者の間に広がっています。

 デジタル広告は、グーグルやFacebookなどの収益の9割以上を占めることもあり、新たなルール作りへのプラットフォーマー側の関心も非常に高く、今日もかなり突っ込んだやりとりとなりました。

 公平・公正なデジタル広告市場に向けて引き続き取組を進めます。

 写真は、左から、Zホールディングス中谷執行役員、村井、伊藤調査会長。