今日は、競争政策調査会を開催。デジタル広告について、グーグルのアダム・コーエン 経済・競争政策統括責任者から、オンラインでヒアリング。

 コーエンさんは、これまでも党本部にもお見え頂いたり、米国議会にも呼ばれて発言したり、この世界の重要人物。

 デジタル広告分野については、①Google ・Facebookなどの特定のプラットフォーマーにデータが集中するなど寡占が進んでいる、②システム全体が複雑で取引内容・価格が不透明である、③アドフラウド(閲覧数の水増し)など広告の質に課題がある、といった指摘がなされています。

 デジタル広告費は、既にテレビメディアの広告費を抜いており、デジタル広告分野は今後も成長が見込まれます。それだけに、技術の進展を踏まえた、プラットフォーマー・広告主・メディア・一般利用者にとって、透明かつ公平・公正なルール作りが欠かせません。

 大変複雑で、かなりの勉強が必要な分野でありますが、昨年成立したデジタル・プラットフォーマー取引透明化法を活用して、デジタル広告分野の健全な発展を促していくべく、検討を進めていきます。