昨日、私が座長を務める金融調査会デジタルマネー推進PTが開催。中国はじめ諸外国で発行・発行準備が加速をしている、中央銀行発行デジタル通貨について提言を取りまとめました。

 詳細は、こちらの提言をご覧頂ければと存じますが、日本銀行における検討スケジュールについて以下の通り記載させて頂いております。

 「日銀は来年度中に基礎的な概念実証(フェーズ1)を完了させるとともに、2022年度中までには、発展的な概念実証(フェーズ2)を行う。そうした実証を踏まえ、制度設計の大枠を決定した上で、民間事業者や消費者が実地に参加するパイロット実験を速やかにスタートし、CBDC発行の実現可能性と具体的な制度設計について一定の結論を得ることを目指すべきである。その際、日銀は、CBDCの実証実験や制度設計が、米国、欧州など我が国と価値観を共有する国との共同歩調の下で行われるよう、連携を密に維持すべきである。」

 日銀・政府と連携しつつ、中銀発行デジタル通貨検討の最前線で引き続き議論を進めます。

 写真は、提言案を説明する村井。写真の左隣は、片山さつき議員。