加藤勝信 厚生労働大臣を中心とする「若者を基軸とした経済対策勉強会」では、この2年間「学童保育の課題とその対応策について」検討を進め、昨日提言をとりまとめ。加藤厚労大臣・厚生労働省に提出しました。詳細はこちら

 

 本提言は、学童保育の待機児童問題を解消すると共に、学童保育が抱える様々な課題をひとつひとつ解消して、学童保育の「質」も向上させていく必要があるとの問題意識の元、

 ① 支援員の処遇改善、

 ② 民設民営学童等では、運営事務(総務・会計・採用等)を保護者自身が行うことの限界が指摘されていることを踏まえ、運営事務を行う職員を配置するための補助事業を創設すること、

 ③ 都市部を中心に学童クラブを設置しようとしても、物件がなかなか見つからない、見つかっても耐震化が必要な場合が多いとの声を踏まえ、耐震化に伴う改修が「放課後児童クラブ設置促進事業」の対象となることを明確化すること、

 ④ 学童保育の設置にあたり、設置場所の確保、安全性・利便性の観点から学校施設の活用を促進すべきであることから、その旨を示している「放課後子ども総合プラン」の周知徹底を図ること、

  ⑤ アンケート調査によると、学童で取り組んで欲しい活動1位は「学校の宿題」であることを踏まえ、子供が学校の宿題に取り組むためのサポートをする職員を配置する補助事業の創設、

 などを提言しています。

 

 今後は、加藤厚労大臣の下、厚生労働省において、提言の具体化に向けた検討が進んでいきます。

 

 なお、昨日、提言についての記事が、早速日経新聞に出ていましたので、紹介致します。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO60926830Z20C20A6PP8000?s=3