今日は、現在浦和美園が終点の埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線)を、岩槻まで延伸しようという計画の話を簡潔に。

実は、地下鉄7号線(埼玉高速鉄道)の岩槻延伸の話には、40年以上の歴史があります。しかし、2001年に、浦和美園まで延伸された後は、「岩槻まで延伸しても、延伸に見合う収益・効果が挙げられない」ことを主な理由として、計画が停滞していました。

この状況を変えたのが、昨年5月の「さいたま市地下鉄7号線延伸協議会」の報告書です。同報告書によれば、埼玉高速鉄道を岩槻駅へ延伸した場合、延伸に合わせて沿線開発等を適切に行えば、国の認可基準を満たす「採算性」が確保できる旨の検討結果が示されました。

これを受けて、現在、さいたま市・埼玉県などが、建設・運行計画、費用負担などを協議中であり、関係者間で話し合いがまとまれば、国土交通大臣に認可申請を行う流れとなります。

なお今年は、この関係者間の協議を後押しするために、浦和レッズの皆さんのご協力も頂き、地下鉄延伸&埼玉スタジアム駅設置の署名活動を実施しました。実は、浦和レッズとしても、埼玉スタジアムのアクセス改善が課題で、スタジアムに直結する駅と、東京方向だけでなく、岩槻方向にも人の移動を可能とする地下鉄への期待は高いそうです。そんなわけで、今年は、写真の通り、浦和レッズ戦開催日に署名活動を展開。何と、2万3千人を超える方から署名を集めました。

これまでは、地下鉄7号線の延伸は、「岩槻住民のため」という側面が強かったですが、延伸活動に浦和レッズなど岩槻外のアクター参加を促すなど、さいたま市・埼玉県の皆さんに幅広く協力の輪を拡大しながら、計画を進めていきたいと思います。

なお、本件について、より詳細な話をご希望の方は、どこへでも、村井がお話に伺いますので、ご連絡ください。

写真は、署名活動の写真。右端は村井。