自民党の行革推進本部(河野太郎本部長)の下に、予算の無駄を削減するための無駄撲滅プロジェクトチームが立ち上がり、私も幹事を務めさせて頂くことになりました。

自民党の政策決定プロセスは、伝統的に各政策分野(経済産業、厚生労働など)ごとに要望聞き、それを政策化していくのですが、この形の弱いところは、どうしても歳出圧力が強くなってしまうということです。同じような専門性を持つ議員・役所が政策を練り上げていくと、議論が深まるというメリットはありますが、要求が過大になる傾向は避けられません。

今までは、こうした歳出拡大圧力を抑えるために、シーリングと言われる予算全体にフレームをはめるという形式はとられて来ましたが、個別の予算のチェックは財務省中心で、議員がチェックを行うことは実は余りありませんでした。

この部分に挑戦をする無駄撲滅チームは、自民党の政策決定プロセスにおいて重要な役割を担うことになると思います。何といっても、議員の役割の一丁目一番地は、行政府の歳出チェックです。財務省時代の経験から行くと、さすがに最近は分かりやすい「無駄」な予算はなかなかありませんが、他のやり方を提案することでもっと効率的な予算とすることはいくらでもできると思います。地味であってもしっかりと勉強をして、着実に非効率な歳出をなくしていきたいと思います。

 
事務所で作業をする村井