○「弱肉強食」の東アジア



 日本が置かれた厳しい国際環境は、100年前と何一つ変わっていません。むしろ、危険は増すばかりです。



北朝鮮は100万人以上の軍隊を持ち、核兵器や弾道ミサイルの開発を着々と進めています。新しい指導部の下で、何が起きるか予断を許しません。



中国は200万人以上の軍隊と核兵器を持ち、毎年15兆円以上の防衛支出を行うことで強大な海軍や空軍を建設中です。さらに、軍事力を背景に、東シナ海や南シナ海、そして尖閣諸島への領土意欲を全面に押し出しています。



北方のロシアには旧ソ連時代の核兵器が大量に残っています。日本と比較的価値観を共有する韓国との間ですら、竹島問題などが厳然と存在します。



このように、東アジアでは、まだ「冷戦」が終わっていないどころか、いつでも「熱戦」に変わる危機的な状況が続いているのです。



残念ながら、「友愛が大事」とか「アジアと仲良くしよう」という淡い願望だけでは、この国の安全保障を確保し、国民生活を守ることは出来ません。今こそ、厳しい現状認識に裏打ちされた確固たる外交・安全保障が必要です。















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