星酔った。程よく酔った。父に献杯。
そう言えば格好良く聞こえるが,はっきり言います。お父さん,ごめんなさい。僕は,あなたの息子です。飲み過ぎ。

    いや,そんなに飲んでいませんよ。はい。でも,書かなければならないこと。あります。

さて,

    東日本大震災の一カ月前,父は,緑内障の手術をした。その時は,緑内障?何?目の病気?ということで,どんな病気か分からなかった。見舞いには良く行った。話すことは,大学病院のご飯は美味しい。そう言う話がほとんどであった。
    手術して,随分元気になっていたようである。犬を連れて良く散歩をしていた。その後,父は癌を患い,緑内障という言葉が,いつのまにか,消えて何処かに行ったようであった。


    コンタクトレンズを購入するために,眼科に行って,いろいろな検査をした。理由は近視の度が強いためである。そして結果。

   『 初期の緑内障です。』

    パンフレットを渡され,病気の説明を受けた。

                  続く。(昭和だ!)


○夏から秋1

生活の泥と虚勢をそぎ落とし
          残りし歌は虚ろなる花

足垂れて眠り落ちたる児の夜空
          花火連打の始まりとなる

瞬間に出会い消えゆくさびしさは
          月の下なる音なき花火

対角線に広場を抜ける道の木々
          白き網目をなしてはだかる

☆花火とともに,夏は終わったのだろう。足垂れて眠る児。これは妹か?かなり重いでしょう。お疲れサマです。