内湾トローリング(漁業無線の歌12)☆サバを釣りに行ったようだが,心の中に哀愁が漂っている。元気がない歌が多い。思うようにならないごとがあって,気分転換をしようと思っても,なかなか元気になれないのだろう。○内湾トローリング(サバのヘラ釣り)水平線くずれて仰ぐ岩の岬帰る母港のなき船の揺れ仰角のなき飛型にて飛魚がひかり異なる波を超えゆく舷側を過ぎ行く波の黄濁の泡黒ずみて岸に近づく酸欠の湾に魚影の飛ぶ夕べ泣きたきものは夕陽に吠えよ☆この思い。この後どうなったのか。歌に手掛かりはない。おそらく時に任せるしかなかったのだろう。