カラフルボディ研究所の所長、村井千波です。
ピラティスでは、できないことがあっても、できる状態を作って
頭ではできないと思っていても、身体にできることを記憶してもらうこともあります。
たとえば骨盤のニュートラルをとることが苦手な方に、タオルを入れてニュートラルを作る。
その状態でトレーニングを重ねていくと、頭より身体が理解してくれるんですよね。
考えなくても最良のポジションがとれることって理想だけど
コレが良い状態だと知って、再現できることも目指していきたいんです。
いろんな道があります。
どの道を通るかは、人それぞれなんですよね。
その人にとって進みやすい道を示してあげることも、わたしたちの仕事なのです。
いつもうまくいかないな〜
とか
これはわたしにはできないこと
そう決めつけていることってありませんか？
「無理無理！」
つい、そう言っちゃうことってありますよね。
でも、なんでそう思うのかな〜って考えてみると
もしかしたら本当はできるのかもしれない！
と思いませんか？
お客様で、若いころに突発性難聴になってから「自分は耳が悪い」と思っていて
だから仕方ない。
と、とくに何もしていなかったそうです。
ところが最近、その方の飼っているワンちゃんが癌になってしまい
歩くこともままならず、ゴハンもほとんど食べられなくなってしまって。
そして手術はしたくないけど、思いつくあらゆる手段を使ってケアをされていたら
お顔の横にできていた腫瘍がすっかり綺麗になって、歩けるようにもなり
今ではゴハンもモリモリ食べて元気になってきたそうなんです！
そのお客様はワンちゃんの様子を見て、自分のことは勝手に諦めていたんだな…
って気づいたんですって。
ワンちゃんにしたように、自分の耳を良くする手段もあるかもしれない。
なのに、なにもしないで「無理」と決めていたんだなって。
そのお話を聞いて、わたしにもそういうことがいくつかあるな〜と思ったんです。
やろうと思えばできるのに
探せば、もっといい方法があるかもしれないのに
やっていないこと
いろいろあるよなぁ。
今年もあと3ヶ月半くらいだけど、その間にできることをやってみよう！
そんなことを、ワンちゃんに教えられた気がします。