「トンネルの向こう側で…」の鈴木先生。 | 浜崎正太郎の「浣腸して骨折した奴ってのは俺のこと!」

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大阪出身、「はましょー」こと、役者・浜崎正太郎のblogです。

舞台、声優、ナレーター、演出、脚本、中国史時代考証
英語・ドイツ語・中国語・イタリア語の心得有。
原田メソッド勉強中。

芝居を通して「心の栄養」を与えます!


前回、共演者さんについて振り返った
「トンネルの向こう側で…」

はましょーの2月出演舞台です。

その作品の中で、「鈴木先生」役を演じてました☺️


この、とめどない卒業式の生徒と先生感(笑)

制服が衣装だった共演者さんとは軒並みこんな感じでした。


そんな鈴木先生をやることになったのは

脚本の「坂本泰裕」さんがこの作品を書いてくださったから。
ありがとうございます🎵

泰さんの作品の作り方は独特だなぁと思います。
たまーにはましょーも脚本を書くことがあるけれど、タイプが全く違う。

でも、どことなく大事にする部分は共有してる。そんな感じ。

脚本家さんが稽古場を出入りすることはまずほとんどなく、劇場や打ち上げでお話しすることが殆どでしたが、もっと話をしたかったなぁと。

ちなみに、作中の「井戸口先生」も「鈴木先生」も、泰さんの実際の先生のお名前から来ているそうです。


はましょーの演じた「鈴木先生」
あんなキャラとしては一切書かれておりません(笑)

初演版を見ずとも、全く違ったんだろうなぁということが想像できます。

なぜ今回のような形になったか?

それは、演出の「緑川雄志」さんの仕業です(笑)
大変お世話になりました!
ありがとうございます✨

はましょーはまず台本の流れを形にして、そこからキャラを作ったり崩したりすることの方が多いのですが、今回は稽古序盤で固まりました。

とあるシーンでみどさんはキャストにこんな感じのことを言いました。

「このシーンではまず、大きい声と熱量を最速のスピードで!」

演出からのオーダーなので、その意図にしたがって実践しました。

結果、なぜか笑う演出。

そんなシーンでも、台詞でも一切なかったのに…なぜ???

「青春感」があって、めっちゃ面白かったそうです。


そして、鈴木先生が生まれました!

そこからは結構楽をさせてもらったと思います。

なぜならば、モデルになる人がいたから。


今回の鈴木先生は、この人をモデリングしてます。



「ティモンディでお願いできますか?」

演出の一言で、すべてのシーンがティモンディ高岸さんに…なることはなかったんですが、稽古中は「逃亡者」の台詞のシーンもティモンディで1回だけやってました。

爆笑でしたが、即止めるようにオーダーが出ました(笑)

今振り返っても愉快な稽古です🎵




この髪型も、しっかりティモンディカットです。

甲斐あって、お客さんから「ティモンディ高岸」さんが頭をよぎったという声も多数頂きまして、心の中でガッツポーズです。

鈴木先生と言えば、日替わりの登場シーンと日替わりの去り際の一言がありました。

全通のお客さんもいらっしゃったので、用意してよかった~!!

台詞だけこちらでまとめておきます。

井戸口先生と、ランチで「太田ホルモン」というお店に向かうということで、舞台からハケるときに、

「今日は~だ!」「~が楽しみだ!」

みたいなことを言ってました。
その台詞集がこちら。

A5ランクのピグレット
ミニオンの盛り合わせ
ドナルドダックの北京ダック
アリエルのヒレ
プーさんのアレ
オラフのジェラート

深い意味はなく
アナ雪の歌ネタ×太田ホルモン=上の発想
シンプルにこんな感じです。

他にも
シュレックの丸焼き
スティッチの鼻   など

浮かんでましたが不採用。

稽古場では若い子達が楽しんでくれてました(笑)


こんな感じで「鈴木先生」は生まれました。

ゆかりと井戸口先生との「逃亡者」のシーンは、打って変わって、針の穴に糸を通すような感じで、その時々の想いをゆかりにプレゼントしてました。

あの一連の台詞は、夢を形にし続ける役者としても個人的に沁みるところがあり、やり易いと言えばやり易かったし、深さを出せるかと言えばやるだけやってやろう!そんな感じでした。

今の僕なりのあの台詞を、ゆかりやお客さんが受け取ってくれていたあの瞬間は、とても心地よい時間で、ツイートにも上がってきてたのでそれもありがたいなと。

良い台詞ほど、責任を感じるし、受け取ってくれる人たちの感謝が深いです。



ということで、本日はこんな感じです。
あと一回ブログ書きます~☺️