2年前の今頃、数学がボロボロで大変苦労をさせた中学1年生がいた。2年弱徹底的に個人指導を繰り返し2年2学期の期末で結果を出した。1度も休まず1回も朽ちず1分も気を抜かず、そして「監督・・・私・・根性だけはあります。」と散々な定期試験結果を前に消え入りそうな声で吐露した。
また1人、ある中1に苦労をさせる。
小学5年レベルから徹底的にやり直さないと中学数学には対応できない。分数の計算すらままならない。本人も悪いがここまでほおってきた教師達に怒りを感じる。小学校の担任も「頑張ってますよー」でごまかし、中学の数学教師は式さえない答案に○×を付け散々な計算過程を一切確認せず、ひどい成績が続いてもアドバイスも一声さえかけてやらない。
先日の授業でホワイトボードに書かせた解き方を修正しながら幾例もあげて繰り返し説明し、やっと自力で答えが合った。大きなマスクをしていたから最初わからなかったが大粒の涙が頬に流れていた。それは辛いだろう。ここまでボロボロに言われて問題の深刻さを初めて正確に認識させられれば。
ただ少し大きな声でこう伝えておいた。
「解き方やルールを教わっても、それでもどうしてもできない子もいるんだ。今こうしてやっと解けたじゃないか! ルールをしっかり教わればそしてそれが理解できれば大きく変われる。だから!今泣いている場合ではない!」
そう言い終わって右腕にパンチした。
生徒が笑った。
監督がついている!
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