このところ南魚沼は何週間も雨が降っていない。庭の草木が枯れていく。お米も心配だな。
さて今日は渇水と学力不足のお話
お水が足りないと誰もが慌ててこまめに節水するだろう。ところが判定が低いからあの大学に行けないからといって慌てて勉強をしたって点数は上がらない。渇水の危険性 お水の大切さを日ごろから意識して節水に心がける人は少ない。同様にやがて来る受験の非情さを認識して日頃から準備してお勉強を積み上げる受験生は少数派だろう。
監督は15年間毎年3000人以上に紙芝居を読んだ時期があった。その時「あおいちゃんと地球」という環境紙芝居を製作し新潟県の採用になった。審査の途中で審査委員長のある大学教授から電話がかかってきて
「あおいちゃんが節水のために洗面器を流しに置くシーンがありますが、洗面器をおこうとおくまいと使う水の量は同じではないですか?」
監督はこう答えておいた。
「使う水の量は同じかもしれないが、毎朝顔を洗うだけ、歯を磨くだけでどれだけのお水を自分が使うのかをあおいは知ってびっくりするんですよ。お水の大切さを目の当たりにして感謝するんですよ。そこがポイント!」
お勉強も受験も毎日の小さな積み上げと注意や配慮の繰り返しの行きつく先ではないだろうか。それをやり切るには本人の「気づき」が何より大切なのではなかろうか。模試判定や偏差値で気づいたって遅い。お水を節水するように日々こまめにだれが見ていようが見ていまいが「何が自分にとって今大切か」をしっかりと意識して努力と工夫を重ねることだろうな。
監督
監督の作品 環境紙芝居 「あおいちゃんと地球}

