文化祭の日に偶然渡したハンカチからおもわぬ恋の予感
六ちゃん男子は文化祭の日に模擬店に来てくれた長高女子の袖についたおたふくのたこ焼きソースをふいてもらおうと自分のくしゃくしゃのハンカチを渡した。
それから丁度1か月、キレイに洗ったそのハンカチが返ってきた。そこにはアジサイ色のカードが入っていた。カードにはたった2行でこう書いてあった。
「この間はありがとう。
思いがけないハンカチの縁に少し驚いています!」
そしてアドレスと名前が添えてあった。
びっくりした。僕にもこんなことが起こるんだ。本当に驚いたんだ。
あの子が言う通りこれはまさにハンカチの縁かもしれない。
そして僕はその夜、彼女のアドレスに返信をした。
「ハンカチをどうもありがとう。前よりきれいになっていてとてもびっくりしました。僕は六高1年の○○です。封筒をもらう時△●に聞いたのですが、長高に行っているんですね。頭いいんだ!また会えたらいいなと思っています。
それから服のソースは綺麗に落ちましたか?」
結局「また会えたらいいな」の部分を悩んだ末に消して返信した。メールを送った後、何か落着かなくて携帯の電源を切って布団をかぶって寝た。
ハンカチを枕元において。
To be continued
レインボーランゲ―ジハウス 監督


