考察その1
古い話だが受験地獄と呼ばれた頃の話。
いつも優しくてお勉強に関しては小学校のころから全くごじゃごじゃ言わなかった元教師でもあった母が高3の秋に突然聞いてきた。
「あんた、ホンマに大学受験は大丈夫やろね?」
監督は間髪入れずこたえた。
「絶対大丈夫や! まかせて!」
母は珍しく真剣な顔つきでこう続けた。
「お父さんはああいう人やから国公立でないと絶対行かせてくれへんよ。あんたこんな成績でホンマ大丈夫なん?」
監督は自信満々で再度答えた。
「おかあさん!心配せんといて。大丈夫やから!」
すると母がいつもの笑顔に戻ってこう言った。
「お母さん、あんたのその自信が一体どっからくるのか我が子ながら理解でけへんわ。根拠があらへんもん。ほんまええ性格してるわ。」
結果は滑り止めの私立1校だけ通ったが他は全滅。国立大受験は横浜までの交通費がもったいないから行かなかった。
直後、母が父を説得してくれたんだと思う。父は何も言わず浪人をさせてくれた。メチャクチャ感謝して自分の部屋で泣いた。
考察その2
これは去年の話
監督の大学時代の親友が息子の話を聞かせてくれた。
共通試験が思いのほかというか、想定通り振るわなくて普段何も言わないけれど一言息子に言ったそうだ。
「おい!!共通試験がうまくいかないと前からおまえは言ってはいたけれど、そんな結果で本試験は大丈夫か?」
するその息子はニコニコしながら
「想定通りだから大丈夫 自信ある。任せて!」そう答えたそうだ。
本試験で逆転できると本人は共通試験の冴えない結果を織り込んでいたようだ。
結果、東大理Ⅰに現役合格
監督の友人であるこの生徒の父親は「俺じゃ全くない。ああいう決めたことを絶対やり遂げる強さとかその正確さは女房に似たんだと思う。」と言った。
どちらも事実
どえらい差だなあ・・・・まあ高校のレベルが違うけれど 東大の方は愛知で偏差値73 監督は兵庫で63程度 共に公立校だが学年平均学力が全然違う。自信の裏付けが有るという事。
お恥ずかしい次第です。
受験生の皆ちゃま、頑張ってね!
監督

