幼なじみの美子ちゃんと私 ともに高校2年生で大学を目指している

どうしてこんなにちがっちゃったのかしみじみ銭がぶち公園の不気味なくらい濃い緑の湖面に全統記述模試のE判定のEの文字だけちぎり取ってうかべながら考えてみた。

理由その1 高校が違う あっちは学年偏差値50で全国偏差値60を超えている うちの高校はちょうどその逆。

理由その2 通っている塾が違う。

理由その3 地頭が違うような気がする。 中学の頃からそうだったけれどあんまりお勉強しているように見えない。

理由その4 土曜日も部活が無いときはお休みだし、結構自由でのびのびしている。

理由その5 苦手科目はないように見える。

理由その6 先生によく相談できるみたいだし、事実アドバイスを時々もらってる。

理由その7 授業の進度が速いというかうちらみたいに「こんなので教科書終わる?」なんてことない。

理由その8 補助教材とか問題集はそんなに変わらないような気がするけれど、あっちはシラバス(授業計画書)がある。

理由その9 面白いっていうかそういう授業の話を時々美子ちゃんから聞くけど、うちら寝ている授業のほうが多い。

理由その10 それでもうちの上位は結構いいとこ行っているけれど良っちゃんたちはもっとすごいとこ狙っている。それも当たり前のように。つまりゴールの高さが全然違う。

 

でも・・頑張らないと・・このままじゃ後悔する・・悔しい・・切ない

よっっちゃんの紹介でレインボーの監督にカウンセリングしてもらった。この話をしたら大きな声で

「学年順位や校内偏差値を一切見るんじゃないよ。全国偏差値だけ徹底して気にしなさい。まともな進学をしたければ」と言われた。そして「2年のうちにターゲット科目は全て全国平均越にするんだよ。それができれば美子の背中が遠くだがはっきり見える。だから2年後半が大きな転機だよ!チャンスだよ。意識を変えなさい!」って言われた。あっという間に40分が過ぎていた。時計をみてびっくりした。あたし・・・あんなに集中して人の話聞いたこと無かった・・・

うーん 部活どうしようかなあ・・・

 

監督