この辺には生徒の大半が大学への進学を希望する県立高校が2つある。
ひとつは全国平均にも満たない学力、も一つの高校は夏休みは2週間、冬休みは5日間、そして土曜日も無いような無慈悲な青春を送らせながら全国平均ちょっと超え程度のレベル。それなのに開校以来一貫して国立大学を狙わせる。その結果、多くの生徒が見事に私立大学に進んでいる?
そこで考えるに前者の高校は、そもそもお勉強をしないのだから、学年平均学力が全国平均以下は当然でそれはそれでいいとも言えるが、もう一つの高校は「切ない」のではないか?
せっかく何時間もかけて料理をして出したのに、一口食べて「まずい!」と言われ
楽しみにしてい映画を見に行こうと駅まで行ったら、「上越線雪のため全面運行止め」と大きな紙が貼ってあったり、
「今度の模試こそはやるぞ!」と心に決めて、土曜日登校で過去問を受けて準備をさせられたのに、今日の本番は問題傾向が全然違って全く歯が立たなかったり・・・(模試の模試をすることの慢性的リスクをのんきに生徒に負わせている。いや試験とはそういうものだという尊いことを教えているのかも知れない。)
つまり、上述したような「切ない」高校なんだな。
努力をしたら報われなければならない。苦労をさせたら成功体験を味あわせなければならない。とても「この域の低い大学進学率を改善する」などという開学時の号砲にかなっているとはいいがたい。高校の伝統が「切ない」でどうする!
数百回に及ぶ小テストや大量の課題、そして土曜登校も含め元旦まで自習会を開催する現実は、生徒達の紛れもない努力の証であり、それなら県下有数の名門進学校としての不動の実績を示さなくてはならないはずだ。それはまさに生徒の未来保証と言うことにほかならない。その結果として国立進学が多ければそれこそ是なりということではないか。
まあ最大の切なさはもちろん生徒の地力。県のHPで名指しされるような低競争率が続いている限り改善は難しい。努力と結果のミスマッチほど「切ない」ことはない。今日もこの二つの高校生達は自己採点の模試を受けている。お金を払って。
監督

