「きっと君なら合格できる」と力を込めて先生が言った.。あの新任の先生はうぶなのか それとも・・・

うちらの高校のレベルを知らないだけなのか。

 

教えても教えても指導とは裏腹にE判定の山

全国平均以下の学年平均学力を目の当たりにし、揺らぐ熱意と指導の確信 追い討ちを掛ける生徒からの質問ゼロの日常

さようなら さようなら 新米教師の熱意は何処へ

 

なぜか寂しい駅前商店街

その国道沿いのシャッター通りを歩く先生のカバンに詰まったポストイットまみれの教材がやけに切ない。

 

校舎の樹木に春が躍ってもうちらには春はこない。

なぜか悲しい BF大学のA判定

さようなら さようなら

憧れの第一希望

 

出来ることならうちの生徒達

中学1年からやりなおさせてやりたいけれど・・・

今日も作り笑顔で教壇に立ちながら、大学と名がつけばどこでもいいから早く卒業させたいと思う自分がいる。

 

こういう現実が横たわっていても不思議じゃないなあ

そもそも大学に行く学力を持ち合わせていない事に目を向けられずに大学を狙う事自体儚いことなのだけれど、一方で生徒がどこも決まらず卒業式で久々に先生と顔をあわせたり、先生に教えてもらった2次募集の大学の締め切りがすでに終わっていたり・・・インフルで試験当日倒れてしまって滑り止めを棒に振っても先生がまったくそのことを知らなかったり…そういう事実がある。

高3のみなちゃま 自分がしっかりしないといけないよ! 

先ずは自分自身と通っている自分の高校をじっくり見つめることだよ。進学を決意する前にね。

 

監督