相談に来た親とのカウンセリンが長引いてデスクに戻ったのが夜の10時過ぎだった。机の上の携帯にメッセージが4つ 妻とナッシュビルにいる息子、在京時代の部下、それとうちの生徒「月子」から

「監督 お疲れ様です。星がとてもきれいですよ!」とだけあった。

 

なんだかホッとして我に返ったような気分になった。真っ暗な駐車場にでて深呼吸しながら空を見あげた。今日この生徒は肩を痛めて休んでいた。「大丈夫ですよ。明日は行きます!」の意味を込めてこのメッセージを送ってくれたのだろうか。

 

生徒達や卒業生から、思いがけず連絡をもらうことがあるが、今夜の「星がきれいですよ!」 というたった1行のメールは忘れられないものとなった。

 

「ここは南魚沼 星降る町 きれいなお星さまが見えるねえ・・でもお月さまはどこかなあ?そうか明日までお預けかぁ・・」と月子に返信した。

 

監督