昨日、生徒がいうには
「友達に見せてもらったのですが、私たちの高校は全国2位だそうです。」
「へーっ 新潟県じゃなくて全国とな・・・一体何が2位なの?」」
「全国の進学校の中で競争率が下から2番だと出ていました。」
ゴロッ(こける音)
ついにそこまで来たか。よくやった。長い道のりだった。何でもいい。全国2位にはなかなかなれない。
でもその生徒が愛くるしい眼をして言った。
「監督、でもうちはとてもいいことがありますよ!」
「なんじゃ?」
「先生に一杯質問できます。今日も数学の先生にたくさん教えてもらいました。」
「そうじゃろう そうじゃろう それはいいことじゃ。クラスに30人もいないような高校で副担任までいるのじゃからなあ・・先生も暇を持て余して居るかもしれぬ。結果オーライじゃ。励め!」
「はい!」
この子は学校のかたくなな国立方針に逆らって名門私立を狙っている。優秀で明るく、質問が振るっている。きっとやってくれるだろう!
監督

