あれがあなたの通う高校
頂上に雪を抱いた八海山を背に魚野川のほとりに広がる水田のなかにポツン
換気のためかな? 窓からカーテンがはみ出すように突き出している。今日も朝からあなたは小テストを受けているのかしら・・
校庭には花もなく、誰も眼をとめることもない街路樹がただ植わっているだけ
緑の屋根の体育館の中は教材が足の踏み場もないくらい積上がっているのかしら
3年生はどこに集められてシュプレキコールをあげるの?
あの競争率じゃ教室も椅子も机も余りきっているはずなのに副担任がつくなんて信じられない。
それでもあなたは好きだという。兄妹もこの高校にいる。
ごめん 私の精一杯の思いが薄れていく
ごめん 友達のままでいましょう
ごめん もう連絡しないで・・・・
貴方が悪いんじゃないの
2人の恋はいくら努力してもA判定に届かないのと同じかもしれない わかってほしい
たまには早く寝たほうがいいよ でも明日の小テストだけは滑らないで・・・ ただそれだけ
監督

