今日と明日で素晴らしい教師に出会った高3の感激の瞬間を話すね。今日は前編

ケース1  「先生 やりました!○大学に受かりました!」と言い終わる寸前で声が詰まった。先生が両手で肩を抱くように「ようやった。すごいぞ。ほんまによーやった!」と言いながら何回もグイグイ揺すった。こっちときたら泣けてきてもう声にならなかった。振り返るに何回も諦めかけた。そのたび励ましてもらったり、その倍以上、強い調子でしかられた。秋にドッギング判定でDがついてもう○大を断念しますと面談の最初に言ったら、先生は「あほか!お前は。ここから勝負を賭けへんでどないするんや。根性入れて限界までやってみんかえ。」そう怒鳴られた。面談時間いっぱいいっぱい延々と「分析」「時間軸」「弱点にしぼれ」と檄をとばされた。「ありがとうございました。」と部屋をでようとしたら先生が立ち上がって「○○よ。ここからやで。ええか 先生がついてる。お前ひとりやない。そこを忘れるんやない。ええなあ」といってくれた。肩に回したごっつい手が「先生がついてるからな」とはっきり言っていた。あの瞬間から気合が入った。滑ってもともとだとある意味開き直れて、あまり判定が気にならなくなった。限界までやってみようだけと思えるようになって受験が怖くなくなっていった。大きなターニングポイントだったと思う。

 

おふくろが「あんた全部○○先生のおかげだよ。あの面談の日を境にお母さんの子供かなあとおもうくらいの集中力をみせたものね。このところ食べ物の味がわからないような感じだったもの。えらい!ほんとうにおかあさんうれしい。あの先生に出会えて幸運だったね。もう1回2人でご挨拶にいこう。」

 

監督はウチの生徒達からこういう話を聞いたことが1度も無い。

かけらもない。

微塵もない。

高3の担任というのは「こども未来水先案内人」じゃないのかなあといつも思うけれど、そういう教師は稀有らしい。代わりに「模試結果口先説明員」はいるという。

明日は後編  To be continued