南魚沼にある2つの門進学高を統合して門進学校を設立する構想を昨日紹介した。学力が全国平均もない高校や、競争率が0.6もないような高校が、少子化の今、この小さな南魚沼でこのまま生き残っていけるのだろうか。このままでは生き残れないということは誰の目にも明らかだろう。流れを変える策 それはお金もかからず制服もかえず人件費を削減し、子どもたちはそれぞれの目標にむかって意欲的に登校し新幹線通学やアパートに頼らず近隣中学の良い子たちで定員が埋まる、まさに奇(蹟の)策

 

「新潟県立南魚沼ハーフandハーフ学園高等学校」 設立である。

 

南魚沼ハーフandハーフ学園高等学校 校旗

 

校長は一人、教頭2名体制で人件費を節約し、お勉強をしたい人は浦佐校舎、部活をしたい人は六日町校舎、年1回入れ替え戦 浦佐校舎生の六日町校舎部活応援時土曜登校拒否権付だぞ!

 

新設といっても統合なんだからお金がかからない。建物はある 校長一人の人件費がうく。 居眠りで授業をさぼるような講師をやめさせ、定員不足で余っている教師に仕事をさせれば県民税の適正配賦と教育機会の平等が達成される。

校長を公募するわけだが3年契約で監督が

初代の校長に就任してやる。

給与は現状の校長らの半分で受けてやる。だから月50万でいいよ。

先ず教頭(40代)を1名採用、強くて情があって賢い腹心に育てる。勿論難関国立大出身者。校長(監督)給与を50%カットしているわけだからそれで教頭のフリンジを手厚くしてあげよう。

いよいよ開校の日(入学式兼始業式)がやってきた。式は教材が積みあがって運動するスペースがないと言われてきいた浦佐校舎の体育館兼教材保管庫をきれいに片づけて行う。

浦佐校舎と六日町校舎の2種類の制服を着た初々しい初代の1年生が並ぶ。

「校長ご挨拶」という教頭のアナウンスで監督が登壇。教頭がハーフandハーフの旗を振って生徒たちの拍手を最大限にもっていく。

監督は赤と白の2色のタンクトップと半パンをはいて駆け足で登壇する。

挨拶など一切しないで

「誉ある我が新潟県立南魚沼ハーフandハーフ学園高等学校の生徒諸君に捧げる。!」

と叫びそのまま前に躍り出て腕立て伏せを50回完璧に両肘90度で行なう。最後の41から50回までめちゃくちゃ苦しい顔をみせつける。スピードも落ちる。息も乱れる。苦悩の表情に変わる。体を震わせ最後の45回以降もがき苦しみ床にべったと這いつくばりそうになる。その時ハーフandハーフ学園高校の手作りの旗を持った教頭が壇上に駆け寄る。「47」「48」「49」  校長先生 あと1回 みんな大きな声で「五十!」と叫ぼう!」

1年生280名(浦佐校舎80名 六日町校舎200名)全員の張り裂けんばかりの

「GO・・JU JU JU」

その声が教材のおいていない体育館に響き渡る。

 

校長(監督)は50回を達成したとたん床にべたっとたおれこむ。

もう一人の教頭(これは県から派遣された学校教育課のホープ)が駆け上がってきて起き上がるのを手伝ってくれる。女生徒たちは泣きだす そして一瞬シーンとなった後割れんばかりの拍手がわきおこる。関西風の冗談がわかりづらいノリの悪いこの辺の一部の親は

「えらいところに子供を入学させてしまった・・・」と引いてしまう。

 

監督は歯を食いしばって立ち上がり、呼吸を整え天井のナトリューム灯を見つめ、演壇にもどり一言だけいう。

「学ぶ青春意気高く!」

あ!間違った。

「課題山積み 意気消沈!」

また違った。

「南魚沼ハーフandハーフ学園高等学校を選んでくれてありがとう!」

その瞬間、ビヨンセの「クレージーインラブ」を六日町校舎吹奏楽部が気合を込めて演奏する。

 

 

そして壇上からとびおり校長(監督)は生徒全員と握力50の両手で固く握手をする。

生徒一人一人の目をしっかり見て手をぎゅっと握って(特にかわいい生徒は丁寧にやる)

「お勉強でも部活でも全力でやるんだ!

中途半端じゃだめなんだ!

卒業の日までこれ以上できないというくらい!」

と声がかれるまで告げるんだ。

この光景がSNSでながされ拡散する。

多くの懐疑的な連中の度肝を抜くことだろう。

 

 これで仕掛けは済んだ。その日の午後から3年後に向けて浦佐校舎はお勉強、六日町校舎は部活だ。勝てる部には予算をつけ外部指導者をつける ダメなところは趣味程度と知らしめ勉強にシフトさせる。 3年でお勉強、部活双方で実績をのこさせる。特に上位50人の進学実績は長高と伍する。そうすることで南魚沼から長高に行く流れを止める。

競争率が上向き傾向の小千谷・長岡のこどもさえ着目する。特に英語はレインボーランゲ―ジハウスのディレクターJAN OPPIEがかって外務省にたのまれて国立国際政策学院大学院の語学学部を立ち上げたようにEnglish Communicationを大きな柱にする。この点は県を超え日本1も夢ではない。

 

レインボーランゲ―ジハウス本校
image

 

「やさしさ」「強さ」そして「徹底的な努力」

日本1のお米で育った南魚沼の子供たちの自信に満ち溢れた高校のレジェンドの始まりだ。

                                                      監督