「気にしてないよ、E判定はいつものこと どうってことない。」

そう言いながら、友達の前で冗談ばっかり話し続けた。だけどそれはウソ 自分の焦りを見せたくなかっただけ。家に帰って自分の部屋で苦しいくらい泣いた。窓の外は澄んだ夜空 キラキラ星さえだぶって見える。お星さまも涙を流しているのかな。

 

今 あなたがいてくれたら・・・

親友が一緒なら・・

あの高校にいっていれば・・・

もっと早くから勉強をはじめていたら・・・

 

心がなにかにすがろうとしている。

やけに騒がしい下のリビング

人の気持ちも知らないで一体何を騒いでいるの

 

この2年半、わたしは何を求めてきたのだろうか。無いものねだりをつづけてきただけかもしれない。自分を見失っていくようでこわい。

心に素直になれない自分がわるいのかな・・・

そう思って夜空を見上げたらキラリと遠くのお星さまがひとつ光った。        

              

 

 

レインボーランゲ―ジハウス 監督

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