昨日、指定校推薦でうちの生徒が何人か合格した。年末まで結果待ちも複数名いる。
指定校推薦で決まったら、合格は決まりで大学受験は終わったのだ。だから素直に喜べばいい。ニコッとすればいい。これから期日までに書類や自己推薦文をださないといけないとか、センターまで頑張るとか、給付狙いで「親のために頑張る」とかうわっつらなことを言うんじゃない!
昨年、指定校で決まると急に点数が下がり、センターもガタガタ、監督の前で床に涙がぼとぼと垂れるくらい「悔しい」と泣いたのがいた。2月の給付絡みの試験まで頑張るといってその翌週レインボーを辞めた。無理をしてもかっこいいことを言ってもできない。体と心と頭が正直に反応してしまう。
本試験があるから死に物狂いで頑張るんだ。滑りたくないから必死になるんだ。その必要のないものが一体何のためにお勉強を継続するのか?先週あたり返ってきている自分の模試判定をみてみろ!指定校推薦が決まった大学も含めて、軒並みE判定だろうが! だから指定校しかないんだよ。そういう学力では。
滑ったらこっちも困るけれど、指定校で決まりましたと報告が来ても「おめでとう」という気がしないのは監督だけだろうか。ただ先日も書いたが、結果オーライだ。本試験で受かる力も学力もないものが受かる方法が指定校推薦でそれを使わない手はない。特に全国平均以下の高校生はね。
ただ、うちの生徒達には推薦狙いだと決めた時点で「最後まで学力差を埋めるべくじっくりお勉強を続けろ」と明確に言ってある。それは進学後の事があるからだ。本試験組と肩を並べて自信をもって大学で学べるようにしておかないといけない。そういう認識を持たせたい。でないと恥をかく。
「あたしね(俺はさ)推薦で入ったんだよ。」と自嘲気味に本試験組に話すようなことがあったとしたらその時はもう遅い。そういう情けないことをうちの生徒に言わせたくない。
自覚をもってチャンスだと思って卒業までしっかりとお勉強をしてください。
それが指定校推薦合格者の入学必修要件だから。
監督
TOPレベルの理学部授業風景

