難関校でも3流私立でも君のとっての「合格」は証(あかし)なのだ。

君の高校3年間の学力に完璧に「マッチ(合)したランク(格)」に進学するという絶対不変の経歴と化す。だから偏差値で大差が開き、大学のランクがそこにあり、合格の難易度がスーパーなところから名前を書いてお金だけ親がはらってくれれば合格のところまで品揃え豊富。

 

一流と言われるところと全国で2800番台のFランク大学の看板学部(?)の学生を政治や経済・時事で対談させれば会話が成立しない。もちろん就職する企業も仕事も決定的に違ってくる。学歴フィルターはある意味合理的だ。人材は戦力だから明らかに企業に見分けられていく。

お勉強は正直でオリンピックの金メダルをとるような0.1秒以下の戦いじゃないのだから、番狂わせなどおきない。まぐれはあるけれどそれは極めて例外で難関レベルでは起きない。中途半端な偏差値50台とかで起こるんだ。しかも稀だ。しっかりした実力者ならかりに熱があっても絶対負けない。お勉強の「勉」は努力、そして人に力を出させること、「強」は強いという意味だ。だからしっかり勉強して強い力を出せる君がそうたやすく負けるわけがない。
それは逆に学力の弱いものが実力者に短期間で追いつくことは無理だということでもある。

厳しいことを言うようだが、9月の今の時点で自分の実力を良く分析して合理的な進学先をしっかり見据えることが大切だ。4か月しかないのだから。そして一歩一歩上げていくことができれば志望校を少し位上へ変えればばいい。

逆はだめ。どんどん下げてぶんぶんすべって苦しい3月を迎え結局いけるところに拾われる。これはすこし寂しい。それでも合格だけど・・・

18歳なんだから冷静に考えないと、自己分析をかけないといけないよ。明日でも教師に相談しなさい。じっくり時間をとってもらって。それが進路相談、その次のステップで進学指導を受けるのだよ。そこもまちがわないで。

「そんな先生いません。」というケースもおおかろうなあ・・気の毒な話だ。しっかりガイドできる大人が必要なんだ。だから「先生」と呼ぶんだけどなあ。

 


                                   監督