きのう六高3年のクラスで

「監督はパン屋さんをやりたい。」と生徒たちに言ったら

「へー 何でですか?」

「お前らの愚かな点数を心配する必要がなくなるからだ。」

ワハハハ・・・

「監督! 俺バイトしますから そこで。」

間髪を入れず一人の男子がそう言ってくれた。

「こいつも力あるから手伝ってくれますよ」と横のクラスメイトをみながら続けた。

「いや こいつは重いものもたせてまた肉離れを起こすと困るからだめだ。雇えない」

そう言ったら

「いやもう大丈夫です。できます。体には自信ありますから。」と本人が答えてくれた。

 

冗談の中にもこうやって生徒たちの優しい気持ちが伝わる。

心の余裕というのか 人柄というのかわからないけれど、六高生にはこういう子供が多い気がする。学力は低下しているがこういう点は変わらないな。

 

昨年の卒業生たちからこういうメールをもらっている。それも何人も。

「夏に会いに行きますよ。必ず。お土産もっていきますから!」

本当にきてくれる子供もいれば、何年も現れないこどももいる。それでも彼らの優しい言葉は忘れない。この先ずっと・・・

彼らに出会って心からよかったとおもっているから。

ありがとう!

                                                  監督