英文読解クラスでPERSONALの意味を「つながりのある」と訳すから

「おまえなあ! すみません。つながりのあるコンピューターを1台貸してくださいってPCのこというのか?」

「よくもそんな愚かな訳ができたもんだ。」

そういったら、悔し涙だろう、授業中涙が止まらなくなった。隣の生徒がびっくりして「監督!監督!」と目配せしている。まあ自分の不出来が情けなくて思わず涙が出てきたのだろう。

監督の罵倒は日常ちゃ(茶)飯事でこいつも、いつもはわらっているけれど、今日はこたえたのかもしれない。

 

クラスがおわってまだ涙が止まらないから別室によんで少し話をした。

「必ずやり切れるからここから徹頭徹尾やるんだよ。」と背中を強く押した。

部屋にはティッシュがなかったのでトイレットペーパーで涙と鼻を拭かせた。

 

ここで話は終わらない。監督はすぐ別の生徒にメールを送る。

「いいか!明日土曜登校であいつに学校であっても決して励ますのじゃないぞ。受験は個人戦だ。こういうんだ。『おれもPERSONALという単語の意味をしらなかった。PCのことパソコンというけれど、今日監督からいわれるまでパソってメーカーの名前だと思っていた。』そういって安心させてやるんだ。いいな!落ちるところまでおとしてしまえ。今日は××も風邪で休んだし、▲✕はねん挫で病院通いだ。みんな友達なんかじゃない。ライバルだ。自滅させろ!いいな。うまくやれ!頑張るんだぞ。」

ちなみにこいつは学年で一桁にはいっている。TOP3にいて当たり前だと今日も檄を飛ばした。

「一体誰が教えているとおもっているんだ!」とも。

去年の生徒もセンターで英語筆記が190点を超えた。あの高校でもね。

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