ある高3がレインボーに来たのは春だった。
カウンセリングで熱心に監督の話に耳を傾けるその生徒に監督は「受験勉強に恋する方法」を話した。

1番 高い目標を持つ
2番 受験は個人戦だと毎朝心の中で繰り返す
3番 これをやろうと決めた問題集を頭上に掲げて「この1冊で人生が変わるのだ」と唱える

この三つで君は受験勉強にはまる。
「これでもか これでもか エンジン」がかかるともう誰もとめられないよと話した。

 

それから半年たった。


「監督、実はですねえ。志望校をさらに上にかえたいのですが・・・」
「そうか都心部に出たいか 新潟大じゃなくて。」
「はい」
「受験勉強に恋する」とこうなる。高い目標を持つことは必修条件だ。もう止まらないくらい燃えに燃えてお勉強の量を稼ぎ続けている。
こいつの将来はあかるい。監督の話を地で行ってくれてるんだから。
大学受験は、とくに国立は「受験勉強に恋する」くらいでないと絶対成功しない。

60点台だったこの生徒の英語は全統レベルで150点を狙えるところにきている。 9割をこえるだろう。
リスニングも強くなってきている。「やれるかもしれない!」と自信がついてきている。


そうはいっても高校のレベルは低くこいつの目標は高い。今はまだE判定、その重みをかみしめながら、数学に理科に古文とその恋の範囲をひろげて進む。

 

お勉強に恋したんだから・・・心底惚れないと、お勉強に



                                         監督

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