部活で帰りが遅くなるので毎週末9時を過ぎてやってくる生徒がいる。終わるのは11時近く。外で待ってる親も大変なことだろう。
たまたま おかしな答えを選んだから、問題文の
May I smoke ? を「訳して!」と言ったら
「はい!煙を出してもいいですか?」 そう真剣に答える。
監督は驚かない。鍛えられてきた。このレベルでもセンター7~8割超えに持っていく。
深呼吸をしてからこの高校生に申し上げておいた。
「蒸気機関車じゃあるまいし煙を出す人間などいる? タバコだろ!」
下を向いて赤面している。高校受験じゃあるまいし。
高3にもなって明日も朝から終日部活だって・・・
この生徒は国立の経済学部を希望していたなあ。
合格確率はゼロを切ってマイナス圏。 一体,本人はこういう現実をどうとらえているんだろうか。
ここの高校も、やはり部活の顧問は生徒の成績にも受験にも、そして未来にも一切タッチしていない。 進学希望の高3の成績を把握していないでいいような立場だから、生徒の進学でなく部活を優先できるんだ。
監督は部活の件で何度か怒鳴り散らしたがまだこの生徒は続けている。
お勉強をなめるんじゃない。
そして顧問よ 生徒の将来をちっと(ちょっとの半分くらい)は考えてやれよ。

