監督はね、大学受験に絞っていうと、高校に行っていなくても私立大学なら対応できると考えている。特に英語と国語(または数学)で中学時代の基礎が出来上がっている生徒はそれなりの量を徹底的に指導をすればね。ただ実際に不登校の高校生を何人か指導をしたけれど、「大変だなあ。」と思うことが幾度もあった。高校を辞めてもそれでも大学進学を目指す場合は、高認と通信の2択があるけれど大学受験という点では本人次第。通信でレポートを書いているようなお勉強ではとても大学受験には届かない。そもそも大学受験を視野に入れてる生徒は少数だろうが。

「高校を辞めた苦しみを大学合格というおおきな成果で掻き消してやる!」 

監督は自信満々のこともあったけれど中々そんな甘くはない。例えば最大配点の英語。結論からいうとね、受験英語の核は英コミュの2年間なんだな。だから学校の授業というのはとてもとても大切なんだよ。もし君が受験をするのであれば。200コマのその授業がいかされてないかぎりセンターはもとより英語で点は取れないと言う事さ。不登校で高校を辞めてしまうと、それを受けていないわけでそこをこっちでやりきるんだからいかに大変かということ。逆に言うとそういう大切な授業を「教科書がおわらない」とか「英コミュと英表をごちゃまぜにしてしまう」とか「グループ討議ばっかり」とか「プリントばっかり」・・信じたくないけれどそういう高校が本当にある.としたら、全く受験には通用しない。はなからダメだ。

模試の成績をみるとこのあたりでは英語がいい高校がない。そこで判断すると授業が受験向きに設計されていないか生徒のレベルが低いかということになってしまうなあ。

勉強に奇策は無いよ!! やっぱり普通に学校に通ってそれなりの授業と指導を3年間うけてしっかり準備を積み上げることに越したことはない。 今日も明日もひたすら・・・

それを放棄するということの代償は計り知れないと思う。

もちろんまともな授業をしている高校の場合に限りのはなしだけれどね。
                                                                      監督