昔々、あるところにお勉強を全然しない小学生がいました。
早くからゲームを与えられ家族が傍にいても友達が遊びに来てもただスクリーンを見つめているだけの日々が続きました。近くの中学に進み今度はみんなと一緒でないと仲間外れにされるからと、早々に携帯電話を与えられ結局それに費やす時間が毎日数時間に及ぶ異常事態に追い込まれていきました。部活まみれの3年後、その子は近隣の普通高校に進みました。そして土日も部活に費やす日々を積み重ねやがて高3になりました。さらに悪いことにもう半ば携帯中毒になっていましたが、一応周りにほだされて大学受験を志すようになりました。その高校は全く受験体制を敷いていないどころか学年の平均学力が全国平均を下回っているというのに100人にも迫る数の生徒たちが、春先に国公立大学を希望するのでした。そして大半の生徒が年末までに平均30個を超えるE判定を懲りずに積みあげるのでした。携帯と部活の日々の代償を全く意識できない高校生活のいく先は三流私立とFランク大、すなわち校内平均学力通りの偏差値40台の進学です。
そんな進学に数百万円も支払う親もたまったものではありません。
ところがある日、この高3生はあまりのE判定の多さに
「なんで俺はこんなに頭がわるいんだろうか?」と考えはじめました。 もう遅いのですが心底わけがわからないようだったので教えてあげました。
高3の受験間際になってE判定まみれのその理由
答えは簡単です。
あなたの学力のせい
今通っている高校のせい
中学時代に5教科で基礎構築が整わなかったせい
小学時代の学習習慣のせい
「すると俺のこの無残な成績は小学校の時に決まっていたのか?」
この高3は吐き出すようにつぶやきました。
そうなんです。すべてはあの頃、無邪気で何も知らなかった小学生のころの日々の学習習慣や読書習慣、そして親との語らいに大きく裏打ちされた学力形成が中学を決め、高校を決め、そして高等学府たる大学進学を決めるのです、
お勉強の道は長く、深く、尊きもの。
車は急に止まれないのと同じでお勉強は急にはできないものなのです。
つまりもう10年前にきまっていたことを今知ったということなのです。
それだけではないのです。「今」なおダメな理由が続いています。
部活至上主義のせい
「本なんか何年も開いたことがない」せい
「新聞なんかうちの家とってねーもん」のせい
「世の中」「人生」そして「自分の未来」について真剣に考えたこともないせい
あげればきりがないかもしれません。
ただ脳細胞はまだ活性化し元気な年齢です。物事気づいた時から何かに真剣に取り組めば今よりはずっと大きな未来を引き寄せることができるのです。
小学時代には戻れませんが未来はまだきていません。変えるのです!
お勉強に対する意識を変えるのです。
GWに部活などしている場合ではないのです。
今すぐレインボーにくるのです・・・
そういう「気づき」と何とかしたいという強い「思い」に満ちた君とともに最後まで一緒に走り続けましょう!
監督

