そもそもお勉強は学校で教えてもらって、自分で復習して、じっくり積み上げていくものだ。だから時間がかかる。その流れの中で勘も要領も自信もついてくる。当然得意科目も不得意もできるだろう。ただ全国平均(偏差値50程度)程度の実力でいいのであればこれで十分7科目達成可能だ。

つまりお勉強の3年間の平準化ということさ。それでもう少し点数を伸ばせば地方の国立大学程度はは届く。それが出来ない(しない)高3には、春ころから「奇跡の学習法」とか「偏差値30から医学部」とか「驚異の学習」とかそういうフレーズが心地よい響きになっていく。

そして魅かれる。 結果その手の本を何冊か買う。 かわいそう・・・

出版社のカモだな。

 

人間だからね 過ぎ去った時間は取り戻せないよ。そこを考えたときもう遅いんだよ。

今になってきちんとやり始めてももう目標大学には間に合わない、先は非常に厳しいという認識が必要なんだ。それはつまり全国56万人一斉勝負のセンター試験でまともな点数をとるためには、3年春の時点である程度実力整備ができていないとダメだということ。

 

それが整っていない高校3年生はどうするのかな?
「6月で部活終了です。それから死ぬ気で頑張ります!」などといって笑っちゃうね。1年から必死でやってる奴が全国にウヨウヨいるのだよ。もう勝負はみえてる。

 

それでもあきらめきれないで高学歴の夢を追い求める高3はどうすればいいの?

方法は2つあるなあ すごい塾で個人指導を受けるか(すごい塾の定義とは例えば10月でセンター筆記が69点で本番160点とかそういう例が後を絶たない塾)そういう実績がある講師が南魚沼にいるのかなあ?

もう一つは実力にあった低い大学に行くことだな。 殆どこれだろう。 でもこの場合高学歴どころか名前も言えない、いや世間はしらない3流私立、下手をすると偏差値40を切るよ。

 

昨年まではそういう危険のある生徒には「浪人を覚悟しなさい」といったけれど、来年には入試システムが大きく変わるから、それは絶対避けたほうがいい。

今年は絶対浪人をしない方がいい。 なぜなら先の受験動向が見えなくなっているから。

 

今日の結論、先の希望や願いを語る前に、自分の過去2年間の受験勉強の量、軌跡をじっくり見直してみましょう。そうすれば今の自分が届く範囲が大体わかるから。それが自分と自分の高校のレベルの否定につながってもいいじゃない。何もわからずに今後受け続ける模試のたびに有名大学を単なる希望で書き続け結果E判定を80個貯めるより。
                                                 監督