Iこれは事実に基づいたお話です。

登場人物紹介
南魚沼にある県立高校3年生 迷門進学校 平均偏差値が模試で全国平均以下

薔薇咲 良子 (ばらさき よしこ)
みんなから「よしこちゃん」と呼ばれている。成績は学年TOP。 英語は全統マークで偏差値68位。 小6の時からレインボーに通っているので英語の勉強はほとんどする必要がない。監督は自分の娘のように思っているからハグばかりしている。こないだ駅で偶然あってハグしたら、駅員さんと周りで見ていた人が引いてしまった。

均等谷 明子 (きんとうだに あきこ)
みんなから「メイコォ」と呼ばれている。成績は普通(ということは全国平均以下)で コンビニでウロウロしているような塾にかよっている。明るく愛らしい性格。英語に興味があるけれど成績は全然だめ。天然のところが魅力で結構もてる。

東 進(あずま すすむ)
あだなは「トーシン」。中学の時レインボーに通っていた。教室にガムをかみながら入り、監督に見つかって持ち上げられて殴られる寸前に飲み込んだことがある。あだなはトーシンだが、東進には通っていない。「オレは全日制普通科の生徒だから、絶対衛星通信には行かない。」が口癖。今でも少しだけレインボーに未練があるのだが、監督が怖いからいけない。トーシンは偏差値45位、つまりこの高校の典型的レベル。受験勉強をこのままやらねば三流Fランク大へ突入

3人は幼馴染で同じ中学出身、一見仲は悪そうだけれど実のところお互いを気づかっている。 いいね!

さて、英語の苦手なメイコォはことあるごとに良子ちゃんに質問する。良子ちゃんはメイコォに説明しながら自分も考えさせられ、それが結構楽しい。だから2人の仲は益々よくなり、学力の差はますますひらく素晴らしい関係だ。
そして幼馴染の男子 トーシンは2人の軽妙な会話を聞いては笑い転げている。

ある日の質問
「ねー良子ちゃん この英コミュのpiece of happiness て 「平和の幸せ」と訳せばいいの?」
「メイコォ、peace でなく pieceよ。 「かけら」よ。だから 「幸せのかけら」という意味ね。」
「惜しい!」 とメイコォが大声を張り上げる。
それを聞いていたトーシンが「全然、惜しくねーよ。お前、いい性格しているなあ。」
「トーシンさ、アンタこないだララでカップ麺ゆびさして『コンスタントラーメン喰いてえー』と言ったじゃないのよ。インスタントも知らないくせに他人のことを言えるぅ?」


それを聞いていた良子ちゃんは吹き出した!

 To be continued 

                                                     監督