下りの電車が先にでる

ホームに一人残る君は

雪にほどけた長い髪で

いつまでも手を振っていた

ここは、南魚沼、雪の六日町

 

あの日2人でみた夢はもう叶わない

雪よ降れ もっと もっと

春がくるのをいたずらにおくらせていいから

白いマフラで半分隠れた君の顔に流れる涙がはっきりみえた

明日僕は東京に旅立つ

                                                   

 

 監督