レインボーで英語や数学など大学受験科目の指導を受ける生徒に押し迫ってから志望動機書や小論の指導をすることがよくある。 実はあくまで監督の印象だけれど初めて生徒の書いたものを見せてもらったとき

「ああ 書けないなあ こいつ・・」と第1印象を持つケースと

「文章がなってないけれどいいこと書いてるなあ・・」と思うケースがある。

 

後者の生徒は合格する。前日に「通る」とホテルまで電話を入れたケースすらある。

実際すごいハンディーや競争率をひっくり返して何人も通っている。今年もすでに何人か合格している。 本人には絶対言わないがこれはダメだというケースは、よく当たる。予想が外れて実際に通ったのはこれまでたった一人だけのような気がする。それも理由があって問題が例年と違い,誰でも似たようなことしか書けず、おそらく実力者には気の毒な問題だったと思う。だから「書けないなあ こいつ」が通った。ただ国立大を通ったこの生徒は本試験でも絶対通る実力をもっていた。案の定センター後の判定は文句なしの「A」 だから文章力の無さで滅茶苦茶言ったが、その5倍以上褒めた。

 

ここで大きなポイント、つまり「受験で勝つ小論文とは」について少し書いておくね。

つまり論点を明確にして一貫して書いているかどうかにつきる。ダラダラ書いたって全く何も伝わらない。課題文の繰り返しのような小論やありきたりな自己推薦文など極め付けで、書く方も読むほうも時間の無駄。それを付け焼刃で添削する高校教師も無駄な作業をしているにすぎない。 論点を見抜き自分の考えをこめた表現をすることが勝つ秘訣。これはすぐにできるものではない。にもかかわらずセンター直前から今頃にかけて急に開始する学校側の論文指導。試験まで1カ月もない今の時点で「書けない」であわてている高校生が、教師から過去問に2.3か所、チェックを入れられて書き方に終始したほんの数回の指導を受ける。 これで生徒にどういう変化をおこさせるんだろうか。 勝負が見えていると思わないか・・・

                                                       監督