本試験が始まるねえ。
緊張するひとに2種類ある。
本番に弱いからストレートに緊張してしまって力が出ないパターンのひと
これは仕方がないよ。そういう性格なのだからその分差し引いて自分を活かしてやらないと高い目標にいつも自分をぶつけて苦しむだけ。
「100点取れるけれど緊張するから80点に下がるのが自分」だと考えなさい。
それでいいのだもの。無理しても自分を変えれないよ。

もう一つは実力がないとか、そもそも準備ができていないから不安が募り、それでプレッシャーを感じて、もともとない力がさらに下がってしまうタイプ。
これはよくあるけれど、ちょっと欲張りじゃないか。自分の力はこれまでの模試結果やセンターではっきりつかんでいるはずだから、その延長戦上にこれからの本試験も結果が出るというのが現実的判断だ。ないものねだりをしているだけだ。身の程を知りなさい。

そういう人はどうするかというと、力にあった低いところに志望大学を合わせていくしかない。それで楽にしてやればいい。目標が自分の力にあってくるとスーといい意味で力がぬけて本当の力が出るから。まだまだはじまったばかり、いろいろ選択肢もあるのだから臨機応変に考えをもちなさい。楽になるから。それと100%ということも絶対ないし、0%ということも絶対ない。誰かが歓喜し誰かが悲哀を感じる。それは今日時点では未定だよ!

 いやはや気持ちのコントロールはむつかしい。焦るのも自分だし、抑えて耐えて何とかしようとするのも自分だから.やっぱり人間の心の中には真っ白な天使と槍を持った真黒な悪魔が潜んでいる。
「おい お前はダメなやつだ。怠け者で頭も悪くて・・俺様のいうこと聞かないとお尻をこの槍でつっつくぞ!」と悪魔がいうと、天使が羽をぱたぱたさせてその悪魔をきりきり舞いさせる。そして「そんなことをいっちゃだめよ。きっと信じればねがいがかなうわ。あなたならできる。最後まであきらめないで。あたしは信じているわ」と優しく語りかけてくる。
どちらの言い分も当たっているし、同時にどちらの声も耳触りが良くない。実は応援してくれているはずの天使の声さえ気に食わない。なぜか?それは両方とも自分自身の思いそのものであり、このところ24時間ずっと葛藤をしている気持ちそのものだから。

それじゃどう対処しましょうか?
目を閉じて心の中に意識を集中して天使にも悪魔に語り掛けるのよ
「あのう…毎日一生懸命私のためにコメントしていただいて悪いですけれど、もうあなたたちの声を聴く余裕すら今日の私にはないのです。今から本試験ですから、それであのう、試験が終わったら、そうですね、4時半頃連絡しますから、それまで休憩していただけますか。それからもう一回私の心の中にでてきていただけますか?」とお願いするわけ。
ここが肝心なのだけれど、強い調子で「もう出ないで」というと、彼らはおこって休憩してくれないけれど「あとで連絡する」とさらりというと、案外彼らも素直に君が今から本試験で忙しいのだということをわかってくれるわけ。
「わかったぞ。4時半だな。」「わかったわ。がんばって!」と素直に応えてくれる。
そしてあなたをおおうどうしようもない緊張感が和らぐ。彼らはあとで戻ってくるつもりなのだろうけれど試験が終わればね、彼らは「夏の雪だるま」だからもう会いたくても会えないな。タイミングをずらされるとね。
君は「あーあの緊張はなんだったのだろう」と懐かしむかもしれない。

緊張とはタイミングの成せる業なのかもしれない。

                                                監督