レインボーは毎月かなりの量の紙が出る。コピーだけでなくチラシや問題集や参考書や空き缶まで。それを指定の業者さんが毎月取りに来てくれる。
資源といってもこちらからすれば不要物、「ごみ」になる。それを毎月きちんと予定を組んで完全に回収してもらって、あとをきれいにして、さらにティッシュボックスやトイレットペーパーをたくさんおいていってくれる。今年も通年で相当な数をもらった。
毎月申しわけないような気がしていたので、今日は今年最後だから古紙や段ボールの横にコーヒーギフトを袋に詰めて礼状を添えて出しておいた。 いつもの通りティッシュボックスやロールをたくさんいただいたのだが、ふっと見たら小さな会社のティッシュペーパーが添えてあった。はさんである会社案内をひっくり返して裏に礼状がいれてあった。雨の中、トラックに積み込む作業をとめて、業者さんは車に戻りこれを書いたのだ。
こう書いてあった。
「こちらこそ大変御世話になりました。ありがとうございます。来年もよろしくおねがいします。ごちそうさまでした。」
とてもうれしかった。心のある仕事、感謝、そして絆・・・
世の中こういうことでうまくまわるんじゃないか!
この話を今夜の中3クラスではなしたら、みんなニッコリしてしみじみ聞き入ってくれた。
うなずいている子もいたな。
実は15年前このリサイクル業者に母親の使っていた昇降機付きのベットの処分を相談したことがあった。彼は「いいですよ。私の方で・・」と言ってくれて解体までして無償で片付けてくれたんだ。思ったより時間もかかり大変だったそうだ。この時監督はこの人にとても感謝した。あれから15年、ひたむきに確実に古紙を回収し続けているこの業者さんのトラックの荷がどんどん増えているのは誰の目にも明らかだろう。
監督


