英語と国語の2時間クラスで余談まみれのクラスがあった。ひどい時は授業30分であとは雑談だ。それでいいのか悪いのか正直わからないけれど、クラス17名の平均は5教科で400点を優に超え、遅刻0欠席ゼロ、宿題は作文をたまに書いて来るだけだからみんな完璧にやって来ていた。入会時300点もとれない男子が伸びてきて「今度は400点をいっぱい超えたい!」と作文に書いたから「決まりだ。届くから!」とホールに響き渡る声で言ったこともあった。そしてまた余談を続けた。勿論その生徒は400点台にのった。

余談・雑談は一方的に監督のワンマンショーになりがちだけれど、このクラスは全然 違った。コミュニケーション能力のキッチリ育った子供たちに囲まれていた。勝手に好きな事を言っていると学年トップの女子が「監督それ違いますけど。」といつもチェックを入れてくれた。 だからよくクラスを飛び出して2Fの図書室に降りて調べた。監督の廊下を走る音、階段を飛ぶ音を聞いて彼らは笑っていた。

こういう授業は塾だからできるといわれるかもしれない。ただ今年もいくつかの中学から生徒たちがレインボーに来ているが、彼らから「授業中うるさくて聞けない。」と聞く。

中学校の教師諸君よ。子供達は君らよりはるかに多様な情報化の中で育っている。それでも素直にしっかり生きようと、そして学ぼうとしている。もう少ししっかりしろよ。まともな授業をしてやれよ。少なくとも勉強を静かにしっかりできる環境整備を確保してやれよ。そのあと色々一丁前な事を言って好きにやればいい。誰も見ていないから君らの自由だ。

教科書を開いた事の無い授業やプリントまみれの授業。板書しない教師や泣き出す教師。
2年間英語はずっとゲームばかりでしたと言った生徒も昔いたな。
とても民間じゃ通用しないな。
真面目に学ぼうとする側にたって子供の意欲に真摯に応えてほしい。

それはとてもエキサイティングな使命なんだよ!

                                                     監督