交際情報小テスト爆裂課題過多高校の男子に、監督が

「おい 進路を決めろ そして科目を決めて本格準備にすすめ。大体でいいから理系でどの辺の学問をしたいか?」

「まだはっきり決めかねていますが、空を飛びたいと思うようになってきました。」

「空を飛ぶって…パイロットになりたいという意味かい?」

「はい!」

 

「いい夢だなあ・・パイロットかあ 特定の大学じゃなくでも可能じゃなかったかあ?」

「はい、いくつも選択肢があるようです。」

「うん。夢を決めるとそれで大きくすすめる。途中で変わったって構わん。夢の実現を目指して頑張るんだ。」

そう力を込めて言った。

笑顔で「はい!」と言ってくれた。

 

こいつは中学の頃から見どころがあるんだ。作文を書かせてもとても地に足のついたことを書いてきた。だから生半可な気持ちで「空を飛びたい」といったわけではないと思う。

そういう信頼性がこの生徒にはある。

 

多くの高校生の進路にかかわる毎日で、久々に

「ああ、若いっていいなあ・・」と思わせてくれた。

 

監督の大学時代の同期に「空を飛んでみたい」といったのがいた。寮の部屋で突然そう言った。当時私立では日本TOPクラスの理学部にいて航空部の主将をしていた。成績や筆記だけでなく実技や英会話を含むいくつもの試験をのりこえて本当にパイロットになった。

「わーすごい!」とそいつのこと誇りに思ったもの。

                                                     監督