妻の友人の息子で今年、ICU4年の男子がいる。小さいころ泊まりで浦佐に来たこともあった。そうだなあ。6-7年ぶりに長野の避暑地で再会した。丁度1年弱のドイツ留学からもだったところ。学校指定の留学だから単位交換も認められて予定通り来春卒業。シリコンバレーに本社のある半導体会社の日本現地法人に就職が内定した。

色々話を聞かせてもらって不意に「どうや 大学は楽しいうか?」

「はい とてもいい大学だと思いますよ。楽しいです。」

「よく入れたなあ」

「いや実は無理だと思っていたのですが・・」

「特に英語はめちゃめちゃ水準が高いよなあ、あそこは」

「はい。うちの大学にくる連中は英語は全員ほぼ満点レベルだと思います。だから英語では絶対受からない。僕も数学か生物のどちらかがよかったから判定を覆して合格できたと思いますね。」

さりげなく自分の大学をこのようにいい大学だ。楽しい。充実している。」と堂々と語れるこの若者。お母さんはドイツ人で194センチの大きな男子に育った。

浮かれていない。しっかり地歩を固めようと模索をしてきた姿が会話の端々に出ていた。

「父の影響も非常に大きいと思います。」とぽつり。

就職について聞くと

「第1希望を逃しました。他はいくつも決まりましたが・・・・」

「その第1希望は世界で今1番名前が売れてるよ。だが今が旬かもしれない。お前の決めたところの方がかえっていいかもしれないよ。なぜなら物を作れるから。情報だけではないから・・」

「確かにその危険性をかんじることもありますねえ」

「就職は楽だったかい?」

「確かに売り手市場と言われてきましたけれど、いいとこは競争が厳しく楽とは思えませんでした。」

それを聞いてなんか安心したなあ。

とにかくこいつは浮かれていない。こういう若者なら世界に負けない。日本もまだ大丈夫!

                                                     監督