大学受験が大きく変わってきている。センターがなくなり新テストに移行することが決まっているが、実際始まっていないので問題集も模試もあくまで予想の範囲に過ぎない。それでも英語ならリスニングが倍増し、筆記の長文が大幅に増え、明らかに難易度が上がってしまった。数学も問題を単に解かせることからさらに、いかに数学を使ってどう解くべきかを問う方向に進化しようとしている。しかしながら、例えば今の高3の教科書が変わったかというとセンター試験のころのままだし、授業編成が特段変わっているようでもない。

 

英語も数学も模試を見る限り難化している。英語などこれまでの模試レベルで偏差値60あっても今の試験では通用しないと思う。リスニングも同じこと。量が異常に多いからだ。数学も目の前の問題を演習でカバーして解ける力をつけるだけでは通用しなくなっている感じがする。うちの講師によると「基本的に数学が分かっていないと対応できない。」と言った。

 

今日うちの不安がる浪人生にこう話しておいた。

「80分で数千語を超える英文はなかなか読めない。この点浪人は優位だ。今すでに読む力があるのだから残り時間を使って徹底的に量に対抗できる演習をつみなさい。ますます有利になるから。とても現役生はそれをやる時間がない。浪人の方が有利だ。」

 

近隣の高校では格差が広がるだろうなあ。学年偏差値が60近くある〇高のレベルの独り勝ちになるかもしれない。あそこでも100番を超えるとダメだろう。